Veap Japan株式会社

EAPとは

EAPとは

EAPは「Employee Assistance Program」の略で、職場におけるストレスを軽減し、生産性の向上を目指す企業・団体に向けた、従業員支援プログラムのことです。

1970年代に米国で、企業の生産性向上と個人的な問題を抱えているために能力を発揮することができない従業員の支援を目的に始まり、90年代に日本にも導入されました。

EAPは組織と個人の両方へアプローチします。メンタルヘルスケアなど個人のパフォーマンスを下げる要因を取り除く支援だけに留まらず、キャリア支援やコミュニケーション能力・マネジメントスキルの向上など、パフォーマンスをあげるための支援も行うことがEAPの特徴です。

提供される4つのサービス

一般的に、EAPは専門家によって次の4つのサービスが提供されます。

  • 1.個人カウンセリング・コーチング

    生産性の向上を阻むような個人的な問題を抱えている従業員の方の面談を行い、問題解決に向けたカウンセリングやコーチングを行います。EAPの基盤となります。

  • 2.組織コンサルテーション

    組織をアセスメントし、管理職や経営陣への職場環境の改善提案や、メンタルヘルスケアに関するアドバイスや組織力・生産性向上のためのアドバイスなどを行います。

  • 3.教育研修

    従業員のこころの健康づくり、パフォーマンスの向上に効果的な研修などを提供します。

  • 4.復職支援

    休職されている方を復職に向かってサポートします。休職中の方の個人カウンセリングを実施し、管理職・産業保健スタッフ・外部の連携機関との調整を行います。

EAPコンサルタントとは

上記に基づき、主にメンタルヘルス不調を抱える従業員と、場合によってはそのご家族へのカウンセリングをはじめ、こころの問題で休職した方への復職支援、企業の生産性向上に向けたコンサルティングや教育研修などを実施するのがEAPコンサルタントです。

EAPの発祥国である米国のEAPコンサルタントは、夫婦問題・離婚・子育て・依存症問題、発達障害、金銭問題など、ありとあらゆる「個人的な問題」の中から、自分の得意分野を持っています。自分の専門領域以外の分野については、リファー(紹介すること)を行いながら支援を進めていきます。国内の民間資格では、EAPメンタルヘルスカウンセラー(eMC)があります。

EAPの考え方

これまでの企業と従業員の関係は、ともすれば企業vs従業員という構図になっていました。

このように、企業と従業員が同じ方向を向いて同じ目的を達成するために連動している状態となるようにサポートするのがEAPです。従業員の職場における満足度や職場の生産を向上させることで、会社と個人双方の発展につながるようにサポートしていきます。

企業は、従業員がやりがいを持って安心して働ける状況を整えることが自社の発展につながることを理解して場合によっては外部EAP機関も利用しながら従業員へ手厚いケアを行い、従業員は会社を通して自己成長することがひいては自身と会社双方のためになることを理解しやりがいを持って仕事に取り組めている状態を目指すことが理想です。

内部EAPと外部EAPとは

EAPには「内部EAP」と「外部EAP」の2つがあります。

  • 内部EAP

    内部EAP」とは企業が自社の内部で相談窓口を設置したり、人事・総務担当者などが自社の従業員支援を行う場合のことを指します。

  • 外部EAP

    外部EAP」とは弊社のように、会社の外部の専門機関が従業員支援を行う場合のことを指します。

わが国では、2000年に公表された「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針(「労働者の心の健康の保持増進のための指針」)でEAPが事業場外資源として取り上げられたことから、「外部EAP」が普及し始めましたが、まだまだ一般的な認知度は低いままとなっています。

内部EAPは、自社内で行うため組織文化や風土の理解度が高い社員が従業員支援にあたることができることがメリットとしてあげられますが、人事・総務担当者の負担の増大や人件費の増大などの課題点もあります。

外部EAPは、人事・総務担当者の負担を減らし、人件費の削減にも寄与できます。また、自社のスタッフには相談しにくいことも守秘義務を遵守する外部機関にであれば相談しやすいという従業員の相談のしやすさというメリットもあります。一方で、組織の文化や風土に対する理解度は低く、支援を行う上ではそうした企業文化についてもよく理解をするべく努めていく必要があります。尚、弊社は内部EAPを設置するためのサポートを行うことも、外部EAPとして貴社の従業員の皆さまのサポートにあたることも両方実施しております。

Veap JapanのEAP

Veap Japanは、日本で唯一のEAP専門学校であるリカレントメンタルヘルススクールの卒業生を中心に構成されています。社会人としてビジネス領域で経験を積んだ上で、傾聴力やカウンセリングスキルなどを身につけたコンサルタント/カウンセラーが対応いたします。

また、医師や看護師、公認心理師、キャリアコンサルタント、キャリア分野の研究者・大学教員など、幅広い分野の専門家との連携体制があることが最大の特徴です。弊社のボードメンバーは、人事・労務領域で長年の経験を積んできた者であり、人事制度・労務面に考慮した上でのサポートも強みです。医療・ビジネス・人事領域のメンバーが一体となって貴社の支援にあたります。

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